気候変動は世界的な脅威であり、その原因に対して最も責任の少ない最も脆弱な人々に影響を与えています。科学的根拠は明確で、かつてないほど緊急に行動が必要です。極めて重要なこの10年間に私たちが社会として下す決定は、21世紀以降の未来に私たちが進む道筋に影響を与えます。

ビジネスには、不可欠な役割があります。HPを変革してより効率的な循環型のゼロカーボン経済を推進することが、気候変動によって引き起こされる緊急課題に対処する方法であり、HPのサステナブルインパクト戦略の中核です。進歩を推進し、公平なネットゼロカーボン経済に向けてシフトするために、当社はバリューチェーン全体で意欲的な温室効果ガス (GHG) 排出量削減目標を設定しました。

HP製品およびソリューションの製造、配送、および使用には、相当な量の天然資源とエネルギーを使用する必要があります。カーボンフットプリントとウォーターフットプリントは、サプライヤー1から、HPの業務および世界中の何百万人ものお客様まで、グローバルバリューチェーン全体を対象としています。当社は20年間サステナビリティレポートを作成し公開しています。グローバルIT企業で最初にカーボンフットプリントを公開し、ウォーターフットプリントを完全に開示した最初の企業の1つです。当社はバリューチェーン全体の環境フットプリントの測定および管理を続けており、常に改善点を追求しています。

サプライチェーンでの取り組み

バリューチェーン全体でネットゼロカーボンおよび資源効率の高い変革を推進する取り組みを当社が行う上で、生産サプライヤーおよび非生産サプライヤーは不可欠なパートナーです。

当社は10年を超える期間、サプライヤーと緊密に協力して環境プログラムを改善し、透明性を持って進捗状況を報告してきました。当社のサステナビリティスコアカードは、期待される成果を設定し、サプライヤーのパフォーマンスを評価し、継続的な改善を推進する取り組みの中心となっています。

当社は、サプライヤーが独自の目標を設定して達成するためのインセンティブを提供しています。サプライヤーの管理に使用する環境基準には、科学的根拠を持つGHG排出量削減目標と、GHG排出量のサードパーティによる検証が含まれます。業界内外の影響力を拡大するために、当社はGHG排出量の目標設定と削減の取り組みに主要企業として参加しています。

継続的な改善を促進するため、当社は定期的に、期待される成果のレベルを高めています。これには、CDPによる主要な環境情報 (GHG排出量、エネルギー消費量、再生可能なエネルギーの使用量、および水の管理などに関する透明性のある報告だけではなく、サプライヤーの環境管理基準 (科学的根拠に基づくGHG排出量削減目標、GHG排出量のサードパーティによる検証、GRIベースのサステナビリティレポートの発行なども含まれます。

HPCDPサプライチェーンメンバーシップを介して、支出ベースで98%の生産サプライヤーと戦略的な非生産サプライヤーに、環境管理および影響に関する主要な質的および量的情報を開示するように要求しています。要求される情報には、GHG排出量と目標、再生可能エネルギーの総使用量、取水量、気候と水のリスク、およびガバナンスが含まれます。

2008年、HPは大手IT企業として初めて、サプライチェーンのGHG排出量を集計したデータを公開しました。当社は、目標を通したものも含め、この分野での進歩を推進するために引き続き取り組んでいます。サプライチェーンのGHG排出原単位の削減は、Science Based Targetsイニシアティブによって検証された、HP3つのバリューチェーン目標の1つです。WWFはこの目標を公式に支持しており2、当社の目標設定プロセスの厳しさを裏付けています。

2020年、当社は前向きな変化を推進するために、サプライヤーと協業を続けました。たとえば、環境面で当社が期待することと、それがサステナビリティスコアカードとどのように関連しているかを概説するトレーニングを実施しました。

また、他の組織と協力して、セクター横断的な改善を加速させました。

  • HPは、責任ある企業同盟 (RBA) と協力し、GHG排出量についての目標設定と報告に関する具体的な内容で行動規範を更新しました。
  • 再生可能エネルギー購入者連盟と連携して、サプライチェーンでの再生可能エネルギーの使用促進に取り組みました。
  • サプライヤーの水管理および報告に関して他社やCDPとの共同ウェビナーを開催するなど、能力構築に焦点を当て続けています。
  • HPをはじめとする大手テクノロジー企業がITサプライチェーンの主要メンバーに共同で手紙を送り、環境に関して期待する事項を明確にしました。

BSR、天然資源防衛協議会 (NRDC)、世界資源研究所、およびWWFなどのNGOと共同で導入された、HPのエネルギー効率プログラムにより、サプライヤーの能力構築、エネルギー効率の改善方法の特定、再生可能エネルギーの利用推進を支援しています。

効率を改善し、コストを削減し、環境への負の影響を減らすために、当社は、貨物をまとめ、新しいルートを特定し、お客様または地元の配送センターに直接出荷することによって、物流ネットワークを最適化するように努めています。当社は製品輸送サプライヤーに対して、排出量の計算を標準化するためにGlobal Logistics Emissions Frameworkを使用することを要求しています。

米国およびカナダでトラックにより出荷される製品は100%SmartWayパートナーを継続的に使用しています3。このプログラムは、道路輸送の効率を改善し、GHGおよびその他の排出量を削減することを目的としています。

業務での取り組み

当社の世界59か国の168施設で、温室効果ガス (GHG) の排出、エネルギーおよび水の取り込み、および廃棄物の発生を削減するための行動を実践しています。HPの業務に伴うGHG排出量は当社のカーボンフットプリント全体の1%に過ぎませんが、最も制御しやすく、影響が大きい領域です。このため、すぐに影響を与えることができる最大の力となります。当社では、サステナブルな業務をモデル化することでも、当社の価値を行動で示し、業界をリードする取り組みを一例として、従業員、お客様、サプライヤー、訪問者などへ強調しています。

業務によるGHG排出の大半は、施設の電力に使用されるエネルギーに関連しています。費用を節約し、目標に向かって前進し、気候への影響を軽減するために、当社は以下のことを行っています。

  • プロジェクトの最適化および効率化により、エネルギーの消費を積極的に減らしています。
  • オンサイトでの、再生可能電力の生成量を増やしています。
  • 再生可能エネルギークレジット (REC)、公益事業者のグリーン電力オプション、および電力購入契約 (PPA) を含む、オフサイトの再生可能電力を調達しています。

2020年は大半の期間、当社の主要オフィス以外の建物は新型コロナウイルス感染症の影響で閉鎖され、入室が制限されたため、多くの省エネプロジェクトを実施することができませんでした。当社のチームは、これらの建物を未使用の設定として、非常灯が使用され、通常時よりも広い温度範囲の設定が行われるようにしました。

2020年はパンデミックの影響で投資計画が縮小されましたが、機器交換時に運用面や効率面での向上を重視する姿勢は変わりません。2021年には、レトロコミッショニングプロジェクト、チラープラントの最適化、スマートビルディングの改良、デジタル照明制御の使用、暖房、換気、空調 (HVAC) システムの交換などの、省エネの機会を実行に移しています。

2020年の再生可能電力のソースには、RECIREC (88.3%)、直接購入 (10.1%)、オンサイトでの生成およびオンサイトPPAによる再生可能エネルギー(1.6%) が含まれています。これらの購入により、HPは再生可能電力を米国で100%使用するという目標を再び達成し、再生可能エネルギーの世界市場の発展に貢献しました。

パロアルト本社のソーラーカバールーフなど、これまでの再生可能エネルギーのイニシアチブに基づいて、2020年には2件のオンサイトソーラーPPAを締結しました。1つ目はオレゴン州コーバリスの製造施設で、年間約495 MWhを提供する予定です。2つ目はマレーシアのペナンにある製造施設で、年間約4,000 MWhを提供します。これは、同施設の年間電力使用量の9%に相当します。

業界および民間セクター全体でさらなる行動を推進するために、当社はいくつかのグローバルおよび国内の連合に参加しています。

  • 2019年初頭、当社はRenewable Thermal Energy Buyers' Statementに署名した最初の企業の1社となりました。
  • 2018年には、米国EPAのグリーンパワー・パートナーシップ・プログラムのテクノロジーおよびテレコミュニケーションパートナーの中で、最大のグリーンパワーユーザーの1社となりました。
  • 2016年には、クライメイトグループが主導するRE100に参加しました。
  • 2015年には、Corporate Renewable Energy Buyers Principlesに署名しました。

排出量を削減するために、パロアルトの本社では、旅行プロバイダーとの連携、プランニングツール、およびZipcarカーシェアリングプログラムなどの代替の輸送手段によって、影響の少ない旅行の選択肢を従業員に提供しています。カーシェアリングを利用すると、従業員が自動車を所有する必要性が少なくなります。HPは、世界中で電気自動車 (EV) の採用を加速する、2017年に立ち上げられたクライメイトグループイニシアチブであるEV100の設立メンバー10社のうちの1社です。当社は、2040年までに世界中の実現可能なすべての施設にEVインフラストラクチャを設置することを約束しました。

製品およびソリューションでの取り組み

当社は、ますます循環型となるエクスペリエンスを提供する革新的な製品とサービスで、お客様が未来を創出するお手伝いをします。当社のビジョンは、サービスモデルを活用した完全な循環型企業になることであり、当社のビジネスのあらゆる部分に影響します。環境への影響を最小限に抑えるために、当社は製品や部品の再利用、製品へのリサイクル材または再生材料のみの使用、潜在的な有害物質の排除に取り組んでいます。当社は、メンテナンス、アップグレード、修理、革新的なサービスベースのビジネスモデルによって、製品寿命を延ばしています。さらに、サービス終了時にはすべての製品の再利用または回収にも努めています。これらの取り組みを支えるために、当社は製造過程での再生可能エネルギー100%使用およびゼロウェイストプロセスを目指しています。

より循環型のビジネスを目指すHPの取り組みを支援するため、2021年初頭に、エレン・マッカーサー財団 (EMF) Circulyticsツールを使用してパフォーマンスを評価しました。このツールは、循環型経済への移行を加速するためにEMFが開発した、企業向けの包括的な循環性測定システムです。この評価により、強力なベースラインが確立され、当社の重点分野が確認されました。今後も毎年分析を繰り返して、当社のアプローチに反映させ、進歩を推進することを計画しています。

当社は、厳密なサーキュラーデザインの原則を適用して進歩を推進し、製品ポートフォリオ全体で革新を続け、サプライヤーやチャネルパートナーと協力して循環性を高めていきます。

HPは、ライフサイクルアセスメント (LCA) と製品のカーボンフットプリント (PCF)4 を使用して、製品の環境への影響を定量化し、可能な代替案を分析し、お客様および当社のビジネスに価値をもたらす製品パフォーマンス改善を目標に設定しています。当社では過去数年にわたって、製品ポートフォリオをカバーする数百の製品のLCAおよびPCFを実施してきました。サービスベースのモデル (循環型ビジネスソリューションと呼ばれますを開発および拡大する際、環境への影響を低減し、循環型のネットゼロカーボン経済に向けた進歩を推進するために、潜在的な可能性を引き続き調査および定量化します。2020年に、当社は以下の項目を実施しました。

  • HPのデスクトップ、DesignJet、スキャナー、およびエンタープライズプリンターの38件のLCAを実施または更新しました。
  • 新しいビジネスHPデスクトップ、ノートPC、タブレット、ワークステーション、シンクライアント、オールインワンコンピューター、およびディスプレイに対して117件のPCFを完了して、パフォーマンスをより良く理解し、設計の継続的な改善情報を提供しました。
  • HP Indigo 25Kデジタル印刷機を使用した軟包装製造のさまざまなシナリオを構築および比較するために、Indigo Flexible Packagingのお客様向けの「ゆりかごから墓場まで」の環境影響評価ツールの開発を開始しました。
  • プラネットパートナーズプログラムによって、オリジナルのHPサプライ品をリサイクルすることによる環境上のメリットを数値化しました。お客様はプラネットパートナーズのWebサイトで、材料の内訳とGHG排出量の削減に関するカスタマイズされたレポートを作成することができます。
  • HPのカスタマーサポート組織のカーボンフットプリントとマテリアルフローの調査を実施し、ネットゼロカーボンと循環型経済のベースラインを確立して、重点分野を特定し、意思決定と投資のサポートを行いました。
  • HP DesignJet T3600大判プリンターの生産に使用され、従来の方法で製造されている金属部品と、HP Jet Fusion 3Dプリンターで作成されたプラスチック代替品を比較しました。このプラスチック部品により、GHG排出量が最大74%、再生可能エネルギーを使用して製造された場合は最大87%削減される可能性があります。

製品および原材料を継続的に使用

当社では、できるだけ長く使用できるように、耐久性が高く、修理しやすいように製品を設計しています。

HPの製品は、耐久性と修理性でもよく高い評価を受けています。当社では、製品の寿命を延ばし、天然資源からより多くの価値を獲得して、環境への影響を軽減するために、最適化、保守、および更新に関連するサービスを提供しています。

HPのサービスベースのソリューションは、環境への影響と資本コストを削減することで、お客様により良い価値を提供するように設計されています。HPがフリートを管理することで、お客様は最新のテクノロジーにアクセスできます。また、継続的な関係により、エンドユーザーの行動およびニーズに関する貴重なインサイトを提供します。当社のサービスには定期的なメンテナンスが含まれているため、ハードウェア製品を長期間使用でき、無駄が減る可能性があります。製品の個別の出荷およびお客様の来店回数が少なくなることでも、GHG排出量が削減されます。

当社の製品が最終的にサービスの終了に達したときは、当社の妥協のない修理、リユース、およびリサイクルプログラムにより、製品および原材料の再利用を保証し、可能な限り長い期間、最高に価値のある状態に保ちます。この循環型のフローにより、無駄を削減し、原材料と製品に新しい命を与えることができます。これらの取り組みは、より原材料効率の高い循環型モデルへの転換をサポートします。

ネットゼロカーボンの未来を創造

製品の使用中に消費されるエネルギーは、当社のカーボンフットプリントおよびウォーターフットプリントに最も影響を与える要素の1つです。お客様がエネルギー消費量とGHG排出量を削減できるように、当社はエネルギー効率を考慮して設計を行い、環境への影響と資本コストを削減することでお客様により多くの価値を提供するように設計された、便利なサービスベースのソリューションを提供しています。当社では複数の測定基準を使用して進捗状況を評価し、改善を推進しています。

製品の使用に伴うGHG排出量は、2020年、1580万トンのCO2eに相当し、当社のカーボンフットプリント全体の35%を占めています。2019年と比較して製品使用による絶対排出量が13%削減されましたが、これは2020年に出荷されたパーソナルシステムズおよびプリンターのモデルの電力消費量が合計で7%削減されたためです。

廃棄物を設計から外し、責任を持って原材料を使用

循環型のネットゼロカーボン経済を生み出すには、使用する原材料から可能な限りの価値を得る必要があります。当社では、革新的な設計と効率的な製造によって無駄を省き、耐久性と修理性に優れた高品質の製品を作成するように努めています。当社は、より安全な代替品を通して環境に優しい化学を追求し、当社の製品の再生材料および再生可能な材料を増やしています。当社は、原材料が経済活動を介して効率的かつ責任を持って循環できるように、原材料を慎重に使用しています。

HPは、根源からプラスチック汚染を排除する、エレン・マッカーサー財団 (EMF) の新プラスチック経済グローバル・コミットメントの署名企業です。このフレームワークの3つの主要な原則 (排除、革新、および循環は、当社の製品および梱包資材で使用されているすべての原材料に対する当社の幅広いアプローチを支えています。

2020年に当社が製品および梱包資材に使用した原材料は942,000トン5で、2019年より5%削減されています。主な要因としては、家庭での印刷に適した軽量プリンターへのシフトや、用紙の売上減少などがあります。2020年に使用した原材料の41%は、再生材料プラスチック、再生パルプ、または認証パルプでした。

自然システムを再生

循環型経済は設計上再生可能であり、有限な資源の消費から成長を切り離すことを目的としています。しかし、私たちが直面しているとてつもない環境問題に対処するには、バリューチェーンを超えて、全員を支える自然システムを積極的に強化する必要があります。これには、業界内外、企業、政府、NGO、研究者などの間で、コラボレーションが必要です。

2016年、HPはハイチで意欲的なプログラムを開始し、オーシャンバウンド・プラスチックに関して増え続けている課題への取り組みを支援しました。当社はFirst Mile Coalitionとサプライヤーパートナーとの提携により、オーシャンバウンド・プラスチックの、自立したサプライチェーンを構築しました。このサプライチェーンは循環型経済に貢献し、地元に収入と教育の機会を提供しています。2016年以降、これらの取り組みにより771トン (170万ポンドを超えるプラスチック材料 (6,000万本を超えるペットボトルに相当が転用され、このプラスチックが水路や海へ流出することを防止できました。

201810月、HPNextWave Plasticsに参加しました。これは、オーシャンバウンド・プラスチックのサプライチェーンの最初の世界的ネットワークを作り出すために大手のテクノロジー企業および消費者中心の企業を招集した、共同のオープンソースイニシアチブです。この連合は、2025年末までに少なくとも25,000トンのプラスチック (使い捨てのペットボトル12億本分に相当が海に流出しないようにすることを目標に設定しました。2020年には、NextWaveの企業は1,356トンの海洋プラスチックを転用しており、HPはその先頭に立っています。

2020年、HPは海洋プラスチック汚染への対応を専門とするメンバーシップコミュニティであるOcean Plastics Leadership Networkの創設メンバーとして発表されました。

2019年秋にHPは、危機に直面しているブラジルの大西洋岸森林の一部の再生や、中国の国有林および私有林のプランテーションの管理を改善するWWFの取り組みを支援するため、1,100万ドルの支出を約束しました。この取り組みにより、最終的には20万エーカーの森林を再生、保護、責任ある管理に移行させることになります。このコラボレーションを通して、生態系の回復力を保護するために主要地域で必要とされる森林の量と質のガイダンスを提供するように設計された、森林に対する科学的根拠のある目標の策定にも貢献しています。

201911月に、当社はプリンティングのフォレスト・ポジティブな未来を創造するという戦略を支援するHP Sustainable Forest Collaborativeを立ち上げました。このコラボレーションにより、世界中のHPコンシューマープリンティングを2025年までにフォレスト・ポジティブにするという当社の念願に向けて前進しています6

「気候に対する行動」のポリシーに関するHPの見解については、http://www8.hp.com/us/en/hp-information/global-citizenship/governance/policies.htmlを参照してください。

気候に対する戦略、共同作業、およびパフォーマンスの詳細については、www.hp.com/go/reportにある2020年の『HP Sustainable Impact Report』を参照してください。

1 サプライヤーに関連してこのセクションで示すカーボンフットプリントおよびウォーターフットプリントのデータは、原材料の抽出から製造および製品輸送まで、製品のライフサイクルアセスメントベースの推定値を使用して計算されています。2020年の『HP Sustainable Impact Report』(p.53)のサプライチェーンのGHG排出量と取水データは、異なる方法に基づいています。

2 HP Announces Supply Chain Goals to Enhance Environmental and Social Impactを参照してください。 

3 2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で、SmartWayパートナーを利用できなかったケースがわずかにありました。

4 個々の製品および当社のポートフォリオ全体のパフォーマンスをより理解するために、ビジネスHPデスクトップ、ノートPC、タブレット、ワークステーション、シンクライアント、オールインワンコンピューター、およびディスプレイに対して、ライフサイクルアセスメントのサブセットである製品カーボンフットプリント (PCF) を調査しました。これらは、製品の寿命全体にわたるGHG総排出量の推定値であり、原材料の抽出、製造、流通、使用、およびエンドオブライフ管理による排出量が含まれます。当社では、パーソナルシステムズ製品全体のカーボンフットプリントを評価して報告するため、報告年中のパーソナルシステムズ製品の売上全体 (ユニット数および収益99%をカバーするように、これらの結果を推定しています。

5 このデータには、次の製品またはその製品のパッケージは含まれていません商用、工業用、または3Dプリンティング製品スキャナー、パーソナルシステムズの別売りのアクセサリー、スペアパーツ、またはカートリッジ内のインクおよびトナーの重量。

HP Forest Positive Frameworkは、HPの既存のサステナブルな繊維調達プログラムを超えるものです。これには、森林保護、責任ある森林管理の改善、森林に対する科学的根拠に基づく目標 (SBT) の策定を目的とした、NGOとのパートナーシップが含まれます。HP製品を使用した印刷により、消費者が使用する用紙のブランドにかかわらず、森林を保護するというビジョンを掲げています。これは、HPコンシューマープリンターの設置ベース全体に適用されます。